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He is taller than me?

 「彼は私よりも背が高い」

これを英語で書くと・・・

He is taller than I.

となるに決まっている。

と、だれでも思うだろう。

理屈をこねれば、

He is tall. と I am tall.

とを比較しているわけであるから、

He is taller than I am tall.

となって、

重複ないしは相手の容易に想像できる言葉は英語では省略するのが普通であるから、

He is taller than I.

となる。

と、学校では習う。

これを、

He is taller than me.

などと書いた日には、

「馬鹿者〜!」

と怒鳴られるのが相場だ。(笑)

いや、だった。

数年前から、大学受験用の問題集では

He is taller than me.

も口語的表現としてオッケーである、とするものが多くなり、

私も何度も生徒にこのことは説明してきたし、いずれ教科書にこのような表現が掲載される日も来るのだろう、と予期はしていた。

さて先日のこと、

ある新人講師が

He is taller than me.

と書いた生徒にお説教をしている。

英語の得意なその講師は、先に書いた理屈を滔々と論じているわけだ。(笑)

それに気づいた私は即座に飛んでいって、

「実はかくかくしかじかである。よって今では He is taller than me. という言い方も可となっている。」

との説明をした。

その講師の愕然としたこと。(笑)

実は近時の教科書にはすでに He is taller than me. が載っていて、

教科書に載るということは、アメリカではごく一般的な表現として使われているに違いない。

英語は言語であるから、時代とともに変化するのが当然で、

昔習った言い回しや文法が通用しなくなることもありうる。

私の父(教師)が昔言っていたことだが、

「昔は have というのは特殊な動詞で、 Do you have a pen? と言ってはダメで、 Have you a pen? と言わなければならなかった。」

のだそうだ。

中学生の頃に聞いた話で、ただ「ふ〜ん」と聞くだけで真偽を確かめたりもしなかったのだが、

今から考えてもありうる話だとは思う。

話を戻して先ほどの講師、自分の英語に対する自信を打ち砕かれて指導の手が緩むのかと思ったら、

また今日も

「馬鹿者〜!」

と、間抜けな答えをした生徒を怒鳴りつけている。

新米で生徒を真剣に怒れる者は少ないが、この調子なら大丈夫だろう。(笑)


  Vキャンパス 塾長
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