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「統合失調症がやってきた」

ぼくは耐え切れなくなった。
生まれて初めて親に反抗した。
「塾、辞めたいんだ。私立中学にも行きたくない」
両親は動揺した。将来のためと用意してきた環境を、良い子でいるはずの息子がいらないと言う。両親は元のレールに戻そうと、ぼくを説得した。だが、この時のぼくは聴く耳を持たなかった。
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この文章はお笑いコンビ「松本ハウス」が最近著した同名タイトルの本から抜き出した一文。コンビの1人、ハウス加賀谷がこの精神疾患を発病したのは小学5年生の頃。それ以降数年間、まわりの者も病気とは理解できず、悩みは増していく。

私は昨日から今日にかけて一気に読んだ。「進学塾」「理科の実験」「四谷大塚」「男子の中学御三家」など仕事上これらの言葉ですぐ興味を持ったからだ。
 

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楽しい時間を奪った塾に、ぼくは少しずつ恨みに近い感情を抱くようになっていく。
「○○死ね、○○死ね」
塾に通う自転車をこぎながら、先生が死ねばいいのにと、半分以上本気で念じたりもした。
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当時の彼の辛さがよく伝わってくる。そして、彼のお母さん、お父さんは親としてとても大変だったろうが、よく耐えて彼を支え続けたと感心する。

ところで、進学塾に生徒が拒否反応を示す場合、塾側か生徒側かどちらかに原因がある。詰め込み主義や競争原理を利用した指導を行なっている学習塾では、普通の生徒にとっては学ぶ意味など見出せないだろう。また彼の場合も含め受験をいやがっている、あるいは意識していない生徒を無理やり進学塾に通わせても効果はない。

どちらにしても大人が子供の将来をしっかり考えて対処しなければならないのは言うまでもない。



入江塾 塾長
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