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一勝の重み

今年も9月4日から7日にかけて、MKボウル上賀茂でMKチャリティカップが開催された。
今年で8回目になるこの大会、ここ数年は毎年観戦に出かけており、連日プロの投球のすごさと大会の雰囲気を楽しむのが秋の恒例行事になってしまった。
もっとも、午後からは仕事があるので、午前中だけしか楽しめないわけだが、この4日間私が遅刻ぎりぎりで塾に到着していた理由を知る者はだれもいないはずだ。(笑)

さて、今年の大会、男女ともに初優勝で幕を閉じた。
男子の優勝は鈴木博喜プロ。
プロ入り16年目にしての初優勝。
女子の優勝は阿部聖水プロ。
こちらもプロ入り12年目にして初の栄冠を手にした。

二人の優勝を知った後、MKボウル上賀茂専属の石橋プロにうかがった話だ。
阿部プロは大会にはいつでも20個ほどのボールを持ち込み、そのすべてのボールを練習日に投げてみて、感触の良い6個のボールで大会本番を戦い抜くのだという。
それぞれのボールの特性がすべて頭に入っていないとできない芸当なのだが、ボールの特性を全部頭に入れておくなど、練習量が豊富でないとできない理屈だ。
それもこれもすべては初の一勝を手に入れるため。阿部プロは何年も前から準優勝や三位が多く、勝てそうでなかなか勝てないプロ、と言われ続けてきた。おそらく今回の大会で、勝ちたいという想いが一番強かったのは阿部プロではなかったか。

「どうしても優勝したかった」とは、初優勝を決めた後のインタビューですべてのプロボウラーが発する言葉だ。
優勝したい気持ちはだれでも持っているものだが、現実に一度でも優勝するというのがどれくらい難しいことか、何度も苦い目に会って、負かされ続けた末の、シンプルかつ正直な言葉なのだと思う。

我々ファンも優勝経験者に対しては「○○の大会で優勝したプロ」として敬意を持って接するようになる。
今大会で優勝した二人のブログを読んでみると、二人とも初優勝後はあちこちのボウリング場で優勝記念プロチャレンジを開催してもらえたりと、以前にも増して忙しそうだ。
どんなに強くて上手いプロでも、何度大会に出ても、なかなか勝てない。
これが現実だ。
そこを乗り越えての見事な一勝。

先日、スカイAでMKチャリティカップの決勝戦の模様が放送された。
だれが優勝したのか、結果は当然知った上で見ていたわけだが、勝てるときにはどうやら運をも味方につけてしまうようだ。
そして優勝インタビュー。
「今まで散々悔し涙を流してきて、今回初めて、嬉しくて泣くことができました。」
阿部プロの両目に大粒の涙が溢れていたのは言うまでもない。

二人とも、二勝目を目指して頑張ってほしい。

私も二人のブログを毎日チェックするようになりました。(笑)


Vキャンパス 塾長


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